ニュージーランドでの部屋探し。内覧では自己PRが大事

住まい
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内覧はお互いの面接試験

前回はニュージーランドでの部屋探しは内覧が重要という事で、内覧時に調べるポイントを紹介しました。ですが、内覧は部屋を見るだけではなく、貸主があなたを判断する場でもあります。

面接時のポイント

一般的に、内覧時にはひととおり家を案内された後に貸主と簡単に話をします。人気のある部屋だと10人近く申し込みがあったりするので、この会話の時に自己アピールを猛烈にすることが重要です。

支払い能力があること

まずは何といってもきちんと家賃を支払えることが重要です。Trademeでフラットメイトを募集する際の条件として、「家賃をきちんと払えること」というのは必ずと言ってよいほど入っています。アルバイトでも構わないので、仕事していればそのことをしっかり伝え、無職や学生の場合は例えば親からの仕送りが毎月あることや貯金が十分にあることなどを説明しておきましょう。

きれい好き

次に重要なのが清潔さです。日本人には少ないのですが、他の国の人だと部屋を非常に汚く使う人が多くて、それが理由で解約させられる人も多いです。ちなみに私が今住んでいる家の部屋の壁は白なのですが、前の住人が壁をかなり汚したらしく上塗りされています。そういったこともあり、「毎週掃除をします」とか「部屋では食事しません」といったことをアピールしましょう。 ※部屋で食事禁止なケースは結構あるので注意しましょう

シャワーの使用時間を短く

次によく聞かれるのがシャワーです。ニュージーランドでは日本と違い、タンクの中でお湯を沸かしてそれを使います。そのため、大量にお湯を使うとタンクの中のお湯が無くなってしまい、貯まるまで使えません。夜のシャワーの時間帯と食事の時間帯が重なるときや、住人の中で最後にシャワーを浴びるときにお湯がない、というケースもたまにあります。そういったことを避けるために、シャワーの時間を5分以内とか制限している家もあります。ですので、例えば「男なのでシャワーは数分で終わります」とか、女性でも「ショートカットなのでシャワーはそれほど時間がかかりません」、「前のフラット先では時間が決められていたので、慣れています」など言っておくと好印象です。

日本人であること

ニュージーランド人に限らず西欧人は日本人と中国人、韓国人の区別がつきません。名前で判断できる方もいますが、フラットメイトを探すときにはそこまで気にしていません。ですが、彼ら・彼女らの大半は日本人は礼儀正しい、きれい好きといった好印象を持っています。それを裏切ってはいけませんが、自分が日本人であることはきちんと説明しておきましょう。 部屋探しの時ではありませんが、私が地元のテニスクラブに加入した時に、ほとんどの人から「日本人?」と聞かれました。日本人であることを答えると、彼らのほとんどが「こんにちは」「ありがとうございます」といった日本語を話してきたり、「日本の桜っていつ咲くの?」「富士山はいつ行くのが良いの?」と質問してきてくれたり、一緒に食事をしたりしました。 また、他のイベントに参加したときにも日本人であることを伝えたら、「日本人は良い人だよね。それに比べて○○は。。。」と言われ、人種差別が少なからずあるのも事実です。ですので、日本人である事を相手が理解できるように伝えましょう。 ただし、私は日本人です!って伝えるのは嫌味や自慢になってしまうので避けた方が良いです。例えば、「私は3か月前に日本から来て、今は○○で働いています」といった感じで十分です。

第三者からのアピール

「部屋借りるのにここまでするの?」と驚いたのが、推薦文です。我が家でフラットメイトを募集した際に、ある国出身でニュージーランドに数十年住んでいる50歳くらい女性から希望がありました。その女性の子供たちはすでに大人になって独立していたので、一人暮らしをしていたのですが、過去に住んでいた部屋の大家や知人からの推薦状を用意しており、提出してくれました。内容はありきたりなものですし、内容を100%鵜呑みにはできませんが、推薦状を書いてくれる人がいる=人間性に問題はないと思えたので、アピール材料にはなります。

条件を満たすこと

例えば駐車場がないのに「車を置けますか?」とか聞いてくる人もいますが、TrademeやNZ大好きなどにはそういった条件がきちんと記載されていますので、内覧に来た時にそういった事を聞かれると、その時点でOUTです。 今までの経験では「部屋が狭いので家具は持ち込みできません」とTrademeやNZ大好きなどに記載していたのに「冷蔵庫を持っているのですが入れられますか?」とか、「禁煙」と書いているのに「タバコはどこで吸えますか?」とか聞かれたことはありますが、聞いてきた時点でもう断りました。

受け答えをはっきりする

先日の事なのですが、フラットメイトを募集した際に、ある日本人カップルが内覧に来ました。男性がきちんとは話ができたのですが、女性のほうが我々とは全く話もせず、こちらが質問しても彼氏を通じて返事するといった感じでしたので、それ以降話はせず内覧も手短に終わらせたことがあります。悪印象を与えてしまうと、どんなにきれい好きでも支払い能力があってもたいてい断られます。しかも、人気の部屋だったら申し込みが多数あるのでなおさらです。 とはいえ、英語が苦手な人は難しいと思うかもしれませんが、元気ときちんとした意思表示は必須です。特に外国人は日本人と違って、意思表示がはっきりしていますし、日本人的に普通に表現していても、彼ら・彼女らからすると自信がないように思われます。英語がわからなかったら、質問すればよいだけです。その辺はフラットメイトを募集している貸主なら慣れているので安心しましょう。

あなたも貸主を面接

面接というと貸主が面接者と思うかもしれませんが、あなたが貸主を判断する場でもあります。例えば、話していても態度が横柄だったり、口数が少ないといった事だけでなく、人が多くて騒がしいのが好きとか、潔癖症なほど清潔さに口うるさいといった性格面も調べましょう。 もちろん、内覧がサッと見るだけで終わるケースもありますが、それだと貸主や他のフラットメイトの様子がわかりません。もし入居してから「こんなことなら住まなきゃ良かった」ってなることもしばしばです。そうならないためにも、内覧時には家だけでなく人も見ておくことが必要です。

内覧は早さも重要

貸主に気に入られたら、それ以降の内覧希望者を断ってその場で契約が決まることもよくあります。ですので、内覧は早めに申し込むのが重要です。 さいごに、ニュージーランドと日本の部屋探しの最大の違いは、「人を見て判断する」という点だと思います。家賃がちゃんと支払える事ももちろん重視されますが、いわゆるシェアハウスなので「一緒に生活できるか?」がとても大事なのだと思います。 日本人同士で住むのはとても楽ですが、せっかく海外へ来るのであれば、他の国の人と一緒に住んでみるのも良い経験だと思いますし、英語力も上がると思います。 ちなみに知り合いのアルゼンチン男性は一軒家に4人で住んでいるのですが、フラットメイトはアジア人、アフリカ人、西欧人と全員が異なる大陸出身で話す言葉も違っています。 そういった中でいかに積極的になれるかが、うまくやっていける秘訣らしいです。 という彼ですが、彼女にするならスペイン語が話せる人が良いらしく、先日はメキシコ出身の女性とデートしたとかしないとか。。。 ]]>

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