弱虫ペダルの小野田坂道も使うBMC SLR01は恐るべし登坂力

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角型のチューブで有名なBMC

2014年の世界選手権のチームタイムトライアルでは3連覇を狙うオメガファーマ・クイックステップを破り、UCIワールドツアーランキング2位になったBMCレーシングチーム。 2015年のツール・ド・フランスでもチームではタイムトライアルを制し、個人でも初日の個人タイムトライアルをローハン・デニスが勝利し、他にもジロ・デ・イタリアではフィリップ・ジルベールがステージ2勝を挙げるなど、ここ最近はチーム力を上げて名実ともに強豪の仲間入りを果たしています。 bmc_slr01

3シーズン目のBMC SLRシリーズの特徴

その選手たちが使用しているのがBMC SLR01です。2014年モデルに大幅なモデルチェンジがあって以来、大きな変更はないようです。 そのSLR01の特徴であるBMCの代表ともいえる角型チューブは健在。 bmc_slr01 チューブ クランクと比べるとチューブの太さと角ぐあいがわかります。この角が武骨でかっこいいですね。角ばっているのはチューブだけじゃありません。シートポストも角ばっています。 bmc_slr01 このように黒くて角ばっていると重量が重そうに見えますが、実はとても軽い! コンポがUltegraの場合、ペダルなしで7.20kg。しかもホイールはDT Swiss R23 Splineで1.6kgなのでさらに軽量化をはかれば7kgアンダーも十分実現可能です。さらにこれがDura-Aceになると6.60kg。UCIの規定を下回ります!! もうこれだけ軽いと登坂を期待したくなります。 DT Swissはハブが有名でホイールはあまり有名じゃないですが、BMC SLR01にはDT Swiss R23 Splineというホイールがついてます。 DT Swiss R23 Spline リムハイトも高くなく、見た目はシンプルなので気づかなかったのですが、あとあとこれのパフォーマンスに驚きます。

SLR01の軽快な発進と抜群の登坂力

という事で、早速試乗してきました。まず最初に驚いたのが、乗った瞬間です。スタートからとにかく軽く回せます。S-WORKS Tarmacに似てペダルを踏むとその力が純粋に推進力に代わってくれて、自転車の重さが推進力を弱める妨げになっていない感じです。 加速力も申し分なく、踏んだ分だけ加速してくれます。リムハイトが高いホイールをつければ平地巡行はかなり楽になるでしょう。 「BMCのフレームは硬い」とよく言われてますが、確かに硬いです。しかし硬いといってもTarmacよりは柔らかいです。ただ、硬くても硬いからこそしっかり力が自転車に伝わり、軽いから余分なところに力を必要としないですね。 最も衝撃的だったのが上りです。最大斜度20%の坂を数百mほど上ったのですが、インナーローで回しても逆に軽すぎるのでリアのギアを1~2枚重くして上がったくらい。ちなみに、この後にCAAD10&ZONDAで上ったのですが、インナーローでも上がるのがきつかったので、ギア3~4枚分くらいの違いはあると思います。 そして、下位グレードのSLR02(コンポ105)でも上りましたが、インナーローだとちょっときつかったです。ただ、SLR01とSLR02のフレームはそれほど大きな差が無いという事なので、ホイールで差がついたのかと考えられます。SLR02はSHIMANOのRS11という言わるる鉄下駄なので、上り向きではありません。DT Swiss R23 Splineも5万円程度で重さも1.6kgほどなので、ZONDAなどと同クラスになりますが、ZONDAよりもはるかに登坂向きなのでかなりコストパフォーマンスが良いホイールだと思います。

完成車はヒルクライムに優れた1台

SLR01はヒルクライムに適した1台です。ホイールを変えればスプリントにも十分使えるでしょう。しかも、Ultegra完成車は\580,000とS-WORKSのフレーム組み立てと比べるとコストパフォーマンスに優れているのでおすすめです。 ただ、Dura Ace完成車で比べると、金額だけで見ればSLR01は\860,000、Tarmacは\990,000とSLR01の方が130,000安いです。しかし、TarmacにはRoval Rapide CLX 40がついていることを考えるとTarmacの方が安いでしょう。そういった点からもDura Aceを検討している人はTarmacの方がコストパフォーマンスが優れているので、Tarmacがお勧めです。 ]]>

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