海外移住を決意した理由

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Photo: Hemera / thinkstock
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移住の理由は福島の原発による放射能

2010年9月、私(当時35歳)は妻(当時37歳)の間に一人娘が誕生しました。この時は移住しようとはまったく考えておらず、都内か田舎に一戸建てを購入しようかと計画してました。 実際、建築家や不動産会社とプランを相談したり都内や神奈川などに土地を見に行ったりして、都内の某所の土地を購入しようとしていました。

しかし、2011年3月、東日本大震災による福島第二原発の倒壊による放射能の放出ですべてが変わりました。この放射能が移住のきっかけでした。 以前から放射能の危険性を懸念していた妻は娘が放射能の被害を受けるのを避けるために、震災から3日後には東海地方の実家へ避難し、その後沖縄へ引っ越し、約1年間娘と避難生活していました。

私は仕事もあったので都内で1年間単身赴任状態が続き、毎月妻と娘に会いに行ってました。 その間も九州や沖縄で転職活動を続け、2012年4月に福岡のIT企業へ転職し、1年ぶりに妻と娘と3人で暮らし始めました。 この1年間は二重家賃や飛行機代、そして東京から福岡への引越しなどで200万円程度遣いました。

北九州の瓦礫受け入れ、PM2.5で国内を断念

福岡に引っ越してからは安心して暮らしていましたが、半年ほどした2012年11月頃、北九州市が東北の瓦礫を受け入れて焼却を行う事になりました。 これによって福岡も放射線量が上がりました。妻も毎日部屋の掃除をして、洗濯物も外に干さず、外気を極力入れないようにしていましたが、それでも室内の放射線量も上がりました。

さらに、年が明けると中国からのPM2.5による大気汚染が深刻化しました。福岡はそれほどでもなかったのですが、熊本などでは空の色が明らかに変わったりすることもありました。

「国内で娘を育てるのはもう無理かな」 妻がそう思うようになったのですが、私は妻を説得できる理由が無かったので、日本を脱出したいという気持ちを尊重することにしました。

年金問題、借金による日本の破綻

移住を考えるきっかけは放射能でしたが、以前から日本の借金の多さと社会保険や年金の問題は気になっていました。

高度経済成長期の考え方が抜け切れておらず、今の問題を後回しにし続けている国に期待はできず、いつかはギリシャなどのように大問題になるのでは?と懸念していました。 (国債は円建てなので急に財政破綻ということは無いとは思いますが)

これまでは蓄えを持っておくか、自給自足の生活ができるようにしておけば良いかと考えて米や野菜を作っていましたが、やっぱり日本はいつかは破綻するから移住をしておいたほうが良いと思うようになりました。

ちなみに、 娘をバイリンガルにしたい! というような教育的理由は全くありません。

移住を決めた理由

まとめると、私が移住を決めた理由は

  • 放射能
  • 日本の財政や年金問題

の2つでした。

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