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若手アル・アイアキンタが名勝負王ジョー・ローザンに勝利【UFC183】

アル・アイアキンタアル・アイアキンタ

TUF出身の有望株vs名勝負男

UFC183のライト級ではアル・アイアキンタとジョン・ローザンが対戦した。ともにランク外だが話題性があり、勝利すればランク入りの可能性も十分あるファイターである。

TUF準優勝の有望株アル・アイアキンタ

アル・アイアキンタはレスリング出身で現在はマット・セラの弟子。同じジムには現ライト級王者のクリス・ワイドマンがいる。 TUFシーズン15に参加し、UFC JAPANで五味隆典に勝利したマイルズ・ジューリーにも勝利したが、マイケル・キエーザに敗れて準優勝となっている。 元々レスリング出身だが最近は打撃を得意として、UFCでは5勝1敗で現在2戦連続TKO勝利中と勢いに乗っている。

UFC最多の13回もの名勝負ボーナスを獲得ジョン・ローザン

ジョン・ローザンは30歳だが総合格闘技歴は10年で34試合とベテランだ。ローザンの特徴は派手な試合展開で、24勝のうち17回サブミッション、6KOで判定は1回しかない。過去13回(大会ベスト・ファイト賞6回、ベストKO賞1回、ベスト・サブミッション賞6回)もの名勝負ボーナス(約5万ドル)を獲得しており、これはUFC最多であのドナルド・セラーニよりも多い。 戦績からもわかるように立っても寝てもどちらでも勝てる技巧者で、アイアキンタがTUFで敗れているマイケル・キエーザにも勝利しており、アイアキンタも「自分の格闘技人生で最も難敵」と試合前に語っている。

要所を掴んで主導権を握るローザン

1Rの序盤はローザンは、最初は様子を見るもののチャンスと思えば一気に畳み掛け、また様子を見る。アイアキンタが間合いを詰めてローキックやミドル、左右のフックなど多彩な攻め方でローザンのリズムを崩そうとするも、ローザンがしっかりガードしてなかなかペースをつかめない。 終盤にローザンがパンチと膝蹴りからフロントチョークをしかけるもアイアキンタが抜くと今度はアイアキンタが逆にパンチをまとめるも、ローザンもしっかりガードして終了。

連打で突破口を開いたアイアキンタ

2Rも1Rと同様に様子を見ながら始まる。ローザンがパンチで仕掛けるとアイアキンタもパンチとキックで反撃するも、ローザンはしっかりガード。 両者有効打がないまま3分を経過する頃にアイアキンタが強引に右フックをローザンのガードの上から連打。そのうちの一発がローザンの側頭部にヒットするとローザンがダウン。アイアキンタが上から鉄槌で連打するもKOできずローザンも立ち上がる。 しかし、ローザンはふらついて立つのがやっとの状態。反撃できないローザンに対してアイアキンタがスタンドでパンチをローザンの頭に連発しレフリーが試合を止めた。 アイアキンタはこれで3連続KO勝利となりライト級の15位にランクインした。]]>

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タリス・レイチが得意の肩固めでティム・ボッシュに逆転勝利【UFC183】

タリス・レイチタリス・レイチ

肩固めレイチvs強打ボッシュ

UFC183のメイン・イベントはミドル級元王者のアンデウソン・シウバの復帰戦だが、その前に同じミドル級のランカーのタリス・レイチ対ティム・ボッシュが対戦した。

7連勝中、4年半無敗の寝業師タリス・レイチ

現在ミドル級ランキング11位のタリス・レイチはこれまでUFC4連勝中でその前の別団体の戦線も含めると7連勝中で4年半負けておらず絶好調だ。 リーチが198cmと長く、オーバーハンド気味のパンチが持ち味だが、柔術黒帯だけあって寝技が得意で、25勝のうち14勝が一本勝ちである。特に肩固めが得意で7回勝利している。 UFC97では当時UFC8連勝の王者アウンデウソン・シウバに挑戦して敗れたが、シウバがUFCで5ラウンドまで戦ったのはレイチとデミアン・マイアの2試合しかないということからもレイチの強さが伺える。

レスリング出身の豪腕クリス・ボッシュ

ランキング13位のティム・ボッシュはレスリング出身で高校時代はレスリングで4度の州王者となり、オールアメリカンに選出された事もある。 2012年2月のUFC144では岡見勇信と対戦し、3Rにクリンチアッパーの連打で逆転のTKO勝ちしたことでも有名で、この頃には4連勝した事もあったが、その後はランカーとの対戦で勝ち負けを繰り返し上位に上がれていない。

ボッシュが強打で優勢に進める

1Rは互いにパンチで牽制しながら詰めて顔面を狙う。 レイチが長いリーチを生かして詰めるもボッシュがクリンチからの右アッパーで対抗。レイチが飛び前蹴りで一気に詰めてパンチを放つもボッシュがしっかりガード。 詰めて接近戦を仕掛けたいボッシュとそれに付き合わずにジャブとローキックで距離を保とうとするレイチ。 両者が組んだ際にレイチが払い腰でテイクダウンを狙うもボッシュがこらえる。レイチがパンチで詰めたところをボッシュが反撃して左フックで顔面にパンチをヒットさせるとレイチがダウン。ボッシュが一気に詰めるもレイチが組み付いて離れず1R終了。

劣勢のレイチが肩固めで逆転勝ち

2Rは早々からミドルレンジで互いにパンチの応酬。 ボッシュの右フックがレイチの後頭部にヒットし、レイチがやや劣勢になる。 レイチがパンチで仕掛けるもボッシュのカウンターがことごとくレイチのアゴにヒットし、レイチがダウンしかける。レイチがボッシュの両足を刈るように何とか組むがボッシュが上からパンチを浴びせる。 ところが、ここでボッシュが息をつくとレイチがテイクダウンを奪うと右肩固めを極める。ボッシュが1度は強引に返すものの、レイチがマウントから逆側に回って再び肩固めを極めると、ボッシュも反撃できずレフリーストップでレイチが逆転勝利を収めた。 この勝利でタリス・レイチはランキングを1つ上げて10位に、一方のティム・ボッシュは1つ下げて14位になった。 ]]>