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アレクサンダー・グスタフソンがアンソニー・ジョンソンに秒殺【UFC182.5】

アレクサンダー・グスタフソンアレクサンダー・グスタフソン スウェーデンで開催されたUFC182.5のメインイベントはスウェーデン出身のライトヘビー級1位のアレクサンダー・グスタフソンが、飛ぶ取り落とす勢いでランキング3位まで上げてきたアンソニー・ジョンソンをホームに迎えて対戦した。

ジョン・ジョーンズに最も近い男 アレクサンダー・グスタフソン

UFCライトヘビー級の王座を過去8度の防衛しパウンド・フォー・パウンドとしてUFCで最強と呼ばれるジョン・ジョーンズ。 難攻不落の絶対王者から初めてテイクダウンを奪ったのがランキング1位のアレクサンダー・グスタフソンだ。判定は3-0で敗れはしたものの、2人が48-47で1ポイント差と僅差だった。ジョン・ジョーンズは最新の防衛戦でも難敵ダニエル・コーミエ相手に3-0の判定勝利しているが、そのときは最大49-46だったことを考えると、グスタフソンがどれだけジョーンズを追い詰めていたかが分かる。 グスタフソンは196cmとライトヘビー級の中でも長身で、ボクシング出身なので総合格闘技の戦績の16勝のうち10勝がパンチによるTKO勝利だが、UFCでの8勝のうち一本勝ちが2回とグラウンドテクニックも上達しているバランスの取れたファイターである。

超問題児も実力者 アンソニー・ジョンソン

アンソニー・ジョンソン以前に「今後のUFCを占う注目選手」で触れたとおり、ランキング3位のアンソニー・ジョンソン。
アメリカ黒人らしい強靭なフィジカルとスピードを武器に強烈なパンチでKO勝ちが多い。その反面判定で負けた事がないわかりやすい選手なので観客の人気は集まりやすい。しかし、体重オーバーが多く、それが理由でUFCをリリースされた事もあるのでそれが懸念点。
と問題児だが、戦績は18勝4敗でうち12試合がKO勝利と打撃にめっぽう強い。しかも、1分以内勝利が4回もあり、これはUFC最多である。また、KO負けも負傷による1回しかない。 UFCを1度リリースされているが、復帰後はライトヘビー級ランキング5位のフィル・デイヴィスにも判定ながらデイヴィスにまったく何もさせずに完勝し、前回はアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラを右アッパーで1R開始44秒でKO勝利しており、問題児の影はもう見当たらない。 それだけに、この両者の勝者が次のライトヘビー級のタイトルマッチの挑戦権を獲得する事になっている。

ジョンソンの強烈打撃!グスタフソンが初のKO負け

今回はグスタフソン 1R。開始早々にジョンソンがグスタフソンの前蹴りに合わせて右フックを放つと、これがグスタフソンの顎をとらえ、グスタフソンはふらついてしまう。 グスタフソンは精彩を欠き、ジョンソンは左ハイキックでグスタフソンの側頭部にヒットさせるとパンチで攻め続ける。グスタフソンが前のめりに倒れこむと、ジョンソンはバックを取り上からグスタフソンの後頭部や顎に的確にパンチを連打してレフリーストップ。 アンソニー・ジョンソンがアウェイでわずか135秒で強豪アレクサンダー・グスタフソンを倒した。

超人対問題児

これにより、ライトヘビー級のランキングもアンソニー・ジョンソンが2つ順位を上げて1位に、敗れたアレクサンダー・グスタフソンは1つ落として2位になり、次のタイトルマッチの挑戦権を獲得した。 ジョン・ジョーンズはどこで何をするのかわからない想像力あふれる独特な打撃、締め、防御を持つテクニシャンだが、アンソニー・ジョンソンが王座を獲得するとしたら、以前グスタフソンがジョーンズを追い詰めたように、とにかくがむしゃらに追い詰めてジョーンズのペースを乱し、得意の打撃で一気に仕留める事が必須だろう。 これまで打倒ジョン・ジョーンズとしてリョート・マチダ、ビクトー・ベウフォート、チェール・ソネン、グスタフソン、ダニエル・コーミエら様々なタイプな選手が挑んだがいずれも散ってしまった。それだけに、実力の底が見えていないアンソニー・ジョンソンがどこまでやれるのか? 次のライトヘビー級のタイトルマッチがとても楽しみになってきた。 ]]>

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ゲガール・ムサシがダン・ヘンダーソンをKO。ミドル級タイトルを狙う【UFC182.5】

ゲガール・ムサシゲガール・ムサシ

最も混戦?UFCミドル級戦線

今のUFCでランキング上位が混沌としているのがミドル級かもしれない。 難攻不落と言われたアンデウソン・シウバが10度の防衛を果たし、約7年間王座に君臨していたが、2013年7月に29歳のクリス・ワイドマンが新たに王座に就くと、すぐ下にはリョート・マチダやビクトー・ベイフォード、ホナウド・ジャカレイ、ヨエル・ロメロといったベテラン勢に加え、ルーク・ロックホールドやゲガール・ムサシら30歳前後の若手も王座を目指してランキング上位を争っている。

29歳で42戦、DEEP、PRIDE、DREAM、Strikeforce、K-1ルールも。経験豊富なゲガール・ムサシ

ミドル級8位のゲガール・ムサシは29歳とまだ若いが、日本には馴染みが深く20歳の時に来日し、DEEPに参戦している。その後もPRIDE、DREAM、Dynamiteにも参戦し、2008年にはDREAMミドル級グランプリのトーナメント戦を制し、初代DREAMミドル級王座を獲得している。 (ちなみにこの時の決勝の相手は現UFCミドル級2位のホナウド・ジャカレイで、2014年にUFCで再戦したときには敗れている) また、同年年末のDynamite!!ではK-1ルールで武蔵に1ラウンドKO勝ちしており、翌2009年にはDREAMで階級を上げて無差別級のスーパーハルクトーナメント1回戦でマーク・ハントと対戦し、アームバーで一本勝ちを収め、2010年にはDREAMのライトヘビー級の王座も獲得し、確実にスター街道を駆け上がっていた。 しかし、2013年からUFCに参戦するも2勝2敗とイマイチ結果を残せていないだけに、この日のベテランのダン・ヘンダーソンを倒してランキングを1つでも上げたいところだ。

総合格闘技界の重鎮 ダン・ヘンダーソン

今年で44歳になるダン・ヘンダーソンはアメリカのみならず総合格闘技界を長く支えてきた一人である。レスリングでもオリンピックは1992年のバルセロナと1996年のアトランタの2大会に出場しており、プロ転向後はリングス、Strikeforce、PRIDE、UFCでいずれも優勝もしくは王座を獲得している。 レスリング出身ながらも打撃を得意とし、特に接近戦でのショートフックやアッパー、そして右のロングフックは脅威で、ヴァンダレイ・シウバやエメリヤーエンコ・ヒョードルにもパンチで勝利している。 パンクラス、PRIDE、UFCで活躍した郷野聡寛はもっともパンチが強かった選手としてダン・ヘンダーソンを挙げた事もある。

ダンヘンのお株を奪うムサシの右フックで瞬殺

開始早々から、互いにパンチで主導権を握ろうとするも、早々にダン・ヘンダーソンがムサシのパンチで左目を負傷してしまう。ムサシはすぐに気づき、「ダンヘンの左目がおかしい」とレフリーにアピールするもダン・ヘンダーソンは「試合中は左目が見えなくなった」と試合後に語ったが、試合を止めずに続行される。 ただ、その直後にダン・ヘンダーソンが頭を下げながら不用意に前に詰めたところをムサシがバックステップしながら右のオーバーハンド気味のロングフックをダン・ヘンダーソンの後頭部あたりにヒットさせる。 ダン・ヘンダーソンは意識が飛んだのか、そのままフェンスへ倒れこむ。それをムサシは見逃さずにパンチの連打でレフリーストップ。 ダン・ヘンダーソンはその後すぐにムサシの脚を掴んで反撃しようとするも終了。 ただ、以前のヒョードルを倒した試合でも劣勢になりながらも一発逆転KOで勝利しただけに、レフリーももう少し待っても良かったのかもしれない。 ※KOシーンは9分45秒あたりから

ムサシはライト級タイトルマッチまではまだ遠い

勝利したゲガール・ムサシはランキングを1つ上げて7位になったが、1位~6位のうち、1位のアンデウソン・シウバ、3位のリョート・マチダ以外は王者のクリス・ワイドマンとはまだタイトルマッチを行っていない。 2/28のUFC184で4位のビクトー・ベイフォードがワイドマンに挑戦するが、同日に2位のホナウド・ジャカレイと6位のヨエル・ロメロが対戦し、恐らくこの勝者が次の挑戦者となるだろう。 また、5位のルーク・ロックホールドは4月にリョート・マチダと対戦するので、ロックホールドが勝てばその次のタイトルマッチは彼になる可能性が高い。そうなると、ムサシのタイトルマッチは早くても2016年になってしまうだろう。 また、ライト級は上位陣が下位にめっぽう強く、ムサシよりランキングが下の選手たちはほとんど上位陣には勝てていない。つまり、ムサシがランキング下位の選手と対戦しても今回のように内容が良い勝ち方をしないと上には上がりにくい。それだけにムサシの次の対戦相手によってはムサシの王座挑戦までの道のりがさらに長くなる可能性があるだろう。 ]]>

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ライアン・ベイダーが上位フィル・デイヴィスを下すもライトヘビー級タイトル争いは遠い?【UFC182.5】

ライアン・ベイダーライアン・ベイダー

ランキング上位同士の対戦もモチベーションが保ちにくい

UFCのライトヘビー級は3週間前にジョン・ジョーンズがコーミエ相手に8度目の防衛を果たしたばかりで、その後発表されたように、ジョン・ジョーンズは薬物使用で今後の復帰時期はまだ未定だ。 さらに、同じ日のメイン・イベントで戦うランキング1位のアレクサンダー・グスタフソンと3位のアンソニー・ジョンソンの勝者が次の挑戦者になることがほぼ決定している。そのため、現在ランキング5位のフィル・デイヴィスと7位のライアン・ベイダーがすぐにタイトルマッチというわけにはいかないのでとてもモチベーションが保ちにくい。 とはいえ、4位のラシャード・エバンスの上、欲を言えば3位のアンソニー・ジョンソンがメイン・イベントで敗れたらその上にまでランキングを上げておけば、その次のタイトルマッチの挑戦権を得る可能性は高くなるので、この試合は内容よりもまずは勝利という結果を残してランキングを落としたくない。

UFC随一のリーチを持つレスリング出身実力者 フィル・デイヴィス

現在ランキング5位のフィル・デイヴィスはレスリングで活躍し、全米学生選手権で優勝、オールアメリンカンも4度選出された実力者。身長は188cmと突出したわけではないが、リーチが2mとUFC最長と言われるジョン・ジョーンズに匹敵する事で有名だ。 総合格闘技の戦績は16戦中13勝2敗1無効試合で、レスリング出身とあって一本勝ちや判定が多く、パンチによる1R TKO勝利は2009年まで遡らなければならない。しかし、KO負けや一本負けをした事がないので手堅い戦いができるのが持ち味だ。 最近3試合では強豪相手に2勝1敗と勝ち越している。しかし、飛ぶ取り落とす勢いのアンソニー・ジョンソンに勝利していれば、この日のメインイベントのアレクサンダー・グスタフソンの相手に名乗り出れただけに、この敗戦はとても痛かった。 UFC179 グローヴァー・テイシェイラ 判定勝利 UFC172 アンソニー・ジョンソン 判定負け UFC163 リョート・マチダ 判定勝利

驚異の身体能力でタックルが得意なグラップラー ライアン・ベイダー

ランキング7位のライアン・ベイダーもレスリングで活躍し、アリゾナ州立大学時代には現UFCヘビー級王者のケイン・ベラスケスとチームメイトだった。その後、TUFシーズン8でライトヘビー級トーナメント優勝したことで有名になった。 レスリング出身なだけあってタックルからのマウントなどが得意で、特にロングレンジから一気に間合いを詰めての両足タックルや接近戦での粘り強いタックルが持ち味だ。 総合格闘技の戦績は19勝4敗で、過去にはジョン・ジョーンズやグローバー・テイシェイラ、リョート・マチダ、ティト・オーティズに敗れている。しかし、ここ1年では3連勝しており、中でもマウリシオ・ショーグンを秒殺KOしたオヴィンス・サンプルーにも勝利している。 オヴィンス・サンプルー 判定勝利 ハファエル・フェイジャオ・カバウカンチ 判定勝利 アンソニー・ペロシュ 判定勝利

レスリング同士によくある手堅い凡戦

両者ともレスリング出身で、しかも最近の試合がすべて判定となっていることからも想像できるように、静かな立ち上がりとなった。 互いに有効打は無く、ジャブやキックからタックルに入ろうとする程度であっさり1Rは終了する。 2Rもに入っても変化は見られず、ベイダーは何度かタックルを試みようとするも、デイヴィスは長いリーチを生かした遠目からのジャブでベイダーを中に入らせない。終了間際にもつれあいからデイビスがベイダーの片足タックルを切ってバックを取るも攻めきれずにゴング。 1R、2Rともにどっちがとったか分からないが、3Rも積極的に仕掛けようとせず時間だけが過ぎていく。終了間際にデイヴィスがタックルに行ったが差し合いになった後に、ベイダーがバックを取る。 しかし、時間がなくベイダーがそのままデイヴィスにバックドロップをして終了。 判定は2-1でベイダーが勝利した。 判定が割れた上に3人ともが29-28と1ポイント差だったように、お互い有効打がほとんど無く、しかも積極性も欠けていた。

ベイダーは次戦の内容次第でタイトルマッチか?

ベイダーはこれで4連勝。しかしすべては判定勝ちで、19勝のうち9試合が判定勝利とインパクトを残せていない。 そのため、タイトルマッチに進むには次の試合でダニエル・コーミエかラシャド・エヴァンスあたりと対戦して、良い内容で勝たなければ難しいだろう。

デイヴィスは後がない?!

フィル・デイヴィスはこの1年の4試合で2勝2敗となった。敗れた相手がライアン・ベイダーとアンソニー・ジョンソン、勝利したのも6位のグローバー・テイシェイラ、ライト級3位のリョート・マチダといずれも強豪ではあるが、すべて4試合すべて判定なので印象が悪い。 今後は8位のオヴィンス・サンプルーあたりと対戦するのでは?と予想されるが、個人的にはUFC170でダニエル・コーミエに敗れたがその後3連勝中でランキング15位のパトリック・カミンズあたりと対戦すると面白いと思う。 ]]>

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ミルコ・クロコップがUFC復帰!ゴンザーガとリベンジマッチ【UFC】

ミルコ・クロコップミルコ・クロコップ

ミルコがUFCへ復帰

元K-1王者のミルコ・クロコップがUFCと契約したことが発表された。これまではIGFと契約しており、最近ではUFCのライバルであるベラトールと契約するとの噂もあったが、結局UFCに参戦することになった。 ミルコ・クロコップはK-1やPRIDEで活躍した後、2007年から2011年までUFCに参戦しており、このときは4勝6敗と日本で活躍したような好成績を残せておらず、UFCとの契約が終了した際に1度引退表明していた。

IGFのタイトルは返上

ミルコ・クロコップは昨年大みそかのIGF大会では石井慧にTKO勝ちし、IGF王座の初防衛に成功していた。IGFとの契約は?タイトルはどうなるのかが注目されていたが、日刊スポーツの記事によれば、IGF王座は返上することになった。

復帰戦はリベンジマッチ

ミルコ・クロコップのUFC復帰戦は4/11にポーランドで開催されるUFC on FOX 14で、対戦相手はヘビー級ランキング14位のガブリエル・ナパオン・ゴンザーガに決まった。 ゴンザーガとは過去に1度対戦したことがある。 ミルコ・クロコップがUFC参戦の初戦はUFC 67でエディ・サンチェスに勝利し、2戦目の相手がゴンザーガだった。この試合に勝利すればミルコ・クロコップは次はタイトルマッチと言われていたのだが、ゴンザーガにテイクダウンを奪われるとその後は肘打ちをもろに食らってしまい、最後は右ハイキックで1R TKO負けを喫してしまった。 その後、怪我や手術などもあったが、ゴンザーガに勝利していたらUFCでも十分活躍できただけに、後にミルコ・クロコップは「UFCでもう1度ゴンザーガと対戦させてくれ」と関係者に訴えていたという。

返り討ちにしたいゴンザーガも背水の陣

かつてミルコ・クロコップに1R勝利したゴンザーガはそれから約8年間UFCに参戦している実力者である。 しかし、ここ2戦はランカーのスタイプ・ミオシッチには判定で、マット・ミトリオンには1RでTKO負けしており、ランキングも14まで落ちてしまっている。それだけに次戦でランク外のミルコ・クロコップに敗れたら確実にランク外となるどころか、もしかしたらUFCとの契約も打ち切られる可能性もある。 それだけにゴンザーガとしては返り討ちにしなければならない状況だ。 ]]>

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難敵ダニエル・コーミエにも勝利した最強ジョン・ジョーンズ、しかしその後にまさかの展開【UFC182】

ヘナン・バラオンといったUFCでは長期政権を築いた王者が陥落する事が最近起こっている。 Jones_Cormier

UFC最強のジョーンズに無敗のコーミエが挑む

UFC165ではアレクサンダー・グスタフソン、UFC172ではグローバー・テイシェイラといった難敵の挑戦を退け、UFCライトヘビー級王座を7度も防衛中で、階級をまたいでの最強を意味するパウンド・フォー・パウンドで1位に君臨している。 今も長期政権を築いている王者はこのジョーンズとフェザー級のジョゼ・アルドくらいである。 「絶対王者、UFC最強と呼ばれるジョーンズを倒せるのは、グスタフソンしかいないのでは?」 UFCファンの間ではそんな話題すら上がり、実際、ジョーンズがテイシェイラを倒して7度目の防衛を果たした後にグスタフソンとの再戦が組まれるはずだった。 しかし、ジョーンズの一言ですべてが変わった。 「グスタフソンより、ダニエル・コーミエと試合がしたい」 これがきっかけで、ジョン・ジョーンズの8度目の防衛戦の相手はダニエル・コーミエとなった。

15戦無敗、遅咲きの元五輪選手コーミエ

ダニエル・コーミエは35歳でUFC初のタイトルマッチで、しかも総合格闘技の戦績はわずか15戦しかない。通常、年間3~4試合するのが一般的な総合格闘技において、これだけキャリアが浅いのは、コーミエが総合格闘技を始めたのが30歳になってからだった。(ちなみにライト級のドナルド・セラーニは2013年、2014年の2年間に8試合もこなしている) しかも、UFCでの初試合も33歳でわずか4試合しか経験していない。 とはいえ15戦無敗で、UFCではフランク・ミア、ロイ・ネルソン、ダン・ヘンダーソン、その前のStrikeforceではジョシュ・バーネットやアントニオ・シウバといった名だたる選手相手に完勝している。 その強さのベースにはわけがある。コーミエは元レスリング選手でオリンピックにはアテネ、北京と2度出場し、アテネオリンピックでは4位になっている実力者だったのだ。北京オリンピックでは腎不全により不戦敗となり、レスリングから引退した。

稀に見る舌戦、ナイキのスポンサーも打ち切り

ジョーンズとコーミエはUFC187(2014年9月27日)での対戦が決まると、インタビューやTwitterなどで互いを口撃。壮絶な舌戦を繰り広げた。 そして記者会見では取っ組み合いの喧嘩となり、会場のバックボードが壊れるなど大混乱を招いた。 結局、ジョーンズは50,000ドルの罰金に加え、スポンサーだったナイキからも契約の打ち切られてしまった。※一方のコーミエは9,000ドルの罰金

ジョーンズの負傷により延期となったタイトルマッチ

ところが、ジョーンズの負傷により試合がUFC182(2015年1月4日)に延期になってしまった。ジョーンズは8ヶ月ぶり、コーミエも7ヶ月ぶりの試合となったが、お互いブランクは感じさせない。 1Rはジョーンズがテイクダウンに成功するも、コーミエはリーチ差を解消するために積極的に前に出て首相撲からアッパーやフックを放つ。終盤にジョーンズは飛び膝蹴りを放つもコーミエは防ぎ、決定的な差は無いまま終える。 2Rもコーミエは接近戦でアッパーやフックを狙うも、ジョーンズは前に来るコーミエの首を抱えてギロチンチョークや肘打ちで対抗。ジョーンズは2011年にリョート・マチダを立ったままの状態からギロチンチョークで1本勝ちを取っている。 さらにジョーンズは得意の相手の膝への前蹴りでコーミエの突進を防ぐも、コーミエはアッパーの連打でジョーンズをふらつかせることに成功。ジョーンズは動きが鈍くなる。最後までコーミエがアッパーやフックでジョーンズを仕留めにかかるも有効打にならず終了 3Rはジョーンズが片足タックルに行くも耐えたコーミエがすぐさま逆に片足タックル。ジョーンズもこれを防ぐ。ジョーンズが肘アッパーの奇襲を放つも実らず。コーミエが接近戦を挑もうと徹底的に前に出るのに対して、ジョーンズは首相撲やクリンチでコーミエのアッパーを防ぐ。終盤にジョーンズの飛び膝が決まるも、コーミエはひるまずに接近戦でパンチを繰り出す。 終了間際にジョーンズが飛びつき三角締めを狙うも実らず、倒れたジョーンズにコーミエが上からパンチを放つもすぐに終了。 4Rに入るとコーミエのスタミナが切れたのか勢いが落ちる。それを見逃さないジョーンズは1分にフェンス際に追い詰めたコーミエの両足を抱えてテイクダウンを2度成功させる。 これでコーミエはメンタルや思考力が落ちたのか、動きが止まる。ただ、ジョーンズも攻め手を欠き、ダウンまでは奪えない。しかし、終了間際にコーミエを投げてこのラウンドにコーミエに何もさせなかった。 5Rも4R同様にジョーンズがフェンスに押し付けるもこう着状態が続き時間が過ぎる。残り3分くらいから反転してコーミエが押し込もうとするもジョーンズは耐えて引かない。押し合い合戦が続き、コーミエがフェンス際で片足タックルをしかけて、ジョーンズを投げるもジョーンズはすぐに立ち上がる。その後もコーミエが片足タックル、ジョーンズはギロチンチョークを狙うもどちらも決まらずに終了。 判定は3人とも49-46でジョーンズが8度目の防衛に成功。ジョーンズは21勝1敗となり、コーミエは総合格闘技で16戦目にして始めての敗北となった。 4Rはジョーンズが明らかに獲っていたが、実際はそこまでの開きは無かった。 ただ、コーミエが明らかにとったラウンドはほとんど無かったので、印象付けられ無かったのが原因か。。。

試合後、ジョーンズがまさかの薬物反応

ところが試合後、ジョーンズは薬物検査でコカインの代謝物であるベンゾイルエクゴニンが検出されていた事が発表され、ジョーンズはコカインの使用を認め、薬物治療のための施設に入る事となった。 これによって、ライトヘビー級の王座はどうなるのか? もし、暫定王者決定戦が行われるのであれば、2015年1月25日にストックホルムで行われるUFC182.5ではランキング1位のグスタフソンと3位のアンソニー・ジョンソンが対戦するので、この勝者とコーミエが争うのではないでしょうか? 今後のジョン・ジョーンズとライトヘビー級戦線の行方に注目です。 ]]>

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堀口が格下相手に手堅く4連勝!KOできなかったのはもったいない【UFC182】

堀口恭司 UFC182堀口恭司 UFC182

上位を狙う堀口がランク外の格下と対戦

UFC182では、フライ級で現在3連勝中でランキング11位の堀口恭司が元ランカーで現在はランク外のルイス・ゴディーノと対戦した。 1つでも順位を上げたい堀口としては元ランカーとはいえ格下相手に完勝してアピールしたいところだ。

手堅く行き過ぎKO逃す

1Rはゴーディノがボディを狙う。対して堀口はランキングが上とはいえ、それ以上の力の差があるかのように堀口は冷静にゴーディノの動きをじっくり見て、焦らずリスクが無い時に的確にパンチを放ち、主導権を握る。 2Rに入っても試合の流れは変わらず、堀口は右ストレートなどのパンチを当ててペースをつかむ。そして、終盤にパンチ連打から左ハイキックで顔面ヒット。だが、ゴーディノもわずかなところでずらして決定打にはさせていない。それもあってか試合後に「(相手を)見すぎてしまった」と堀口が反省するように、かなり相手を見すぎてしまい主導権を握っても手堅くいったために無理に追撃せずに、2Rも終了してしまう。 2R終了後、セコンドについていた山本KID徳郁が「ポイントはお前がリードしているから負けることはない!」と堀口にアドバイスしたように、KOされなければ勝利はほぼ手中に収めていた。 3Rに入るとポイントで劣勢なゴーディノが前に出る。しかし、余裕のある堀口はカウンター気味に前につめてパンチを放つ。ゴーディノが詰めると下がり、ゴーディノが止めると一気に詰めて放つ。まさに横綱相撲といった感じでこのラウンドも制す。 判定になったものの3-0の圧勝で堀口はUFCで4連勝を飾った。

インパクトを残せずランキング8位止まり

「KOしたい」と試合前に語っていた堀口は完勝したものの、KOしてもっとアピールしたいところだった。 フライ級のランキングは3つ上げて8位になったものの、7位には6月のUFC174でデメトリアス・ジョンソンに敗れたアリ・バガウティノフ、9位には9月のUFC178でタイトル挑戦で敗れたクリス・カリアソがいることで、UFCとしては堀口はデメトリアス・ジョンソンへの挑戦はまだ早いと考えたのでは?と推測できる。 となると、堀口がタイトル挑戦するには次の試合で上位ランカーと対戦して勝利しないと難しいだろう。今月、UFC183で3位のイアン・マッコールと6位のジョン・リネカーが対戦するので、この勝者が次の挑戦者となる可能性が高い。その次に堀口となれば良いのだが。。。 ]]>

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ジュニオール・ドス・サントスがミオシッチを倒してヘビー級王座戦線に復帰【UFC181.5】

ufc181.5 ドス・サントスvsミオシッチufc181.5 ドス・サントスvsミオシッチ ランキング2位のドス・サントスはケイン・ベラスケスとのタイトルマッチ以来1年2ヶ月ぶりの復帰戦となる。一方のスティーペ・ミオシッチはランキング4位で、この両者が次のタイトルマッチ挑戦者となる可能性が高いし、特にドス・サントスとしては連敗すると大きくランキングを落とす可能性があるだけに絶対に負けられない。

拮抗した序盤戦

ノンタイトル戦だがメイン・イベントなので5Rマッチとなったこの試合。序盤はミオシッチがタックルからマウントを狙うも、決まるまではいかずポイントを奪うまでにはいかない。しかし、ドス・サントスもこれといった決定打があるわけではなく、ポイントもどっちについておかしくない内容で進む。

未経験の4Rが仇となったミオシッチ

3Rにドス・サントスが左パンチでミオシッチをぐらつかせるも、ミオシッチがドス・サントスにしがみつくようにタックルをして難を逃れてチャンスを作らせない。だが、徐々にドス・サントスにペースが傾く。 そして、4R。実はミオシッチはこれまで4Rを経験したことがない。それが如実に分かるようにミオシッチのスタミナが切れてしまう。終盤にドス・サントスにパンチの連打を浴びせるもパンチにも威力がないため、ドス・サントスも倒れない。 5Rもミオシッチは有効打が出ない。ドス・サントスも決定的な場面を作れないものの、ミオシッチの様子を見ながら手堅く攻めて主導権を握って試合を進めて、お互いに見せ場らしい見せ場がないまま試合が終了。

レスリングに負けない事をアピール

判定は48-47が1人、49-46が2人の3-0の判定でドス・サントスが復帰戦を勝利で飾った。 復帰戦を勝利した事、連敗しなかった事、ランキング4位の選手に勝った事も重要だが、ドス・サントスにとって、レスリングベースでタックルが強いミオシッチに勝利したのは大きい。 これでヘビー級戦線は、復帰するケイン・ベラスケス、暫定王者ファブリシオ・ヴェウドゥムにドス・サントスが挑む形となった。]]>

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プロフィール

2015年もよろしくお願いいたします

慌しかった2014年 新年の挨拶 (岩波現代文庫)あけましておめでとうございます! 2014年は、

  • 家族がニュージーランドで3回も引越し
  • 妻がニュージーランドの専門学校に入学
  • 私が年末に7回目の転職
  • 私が都内に引越し
といろいろありましたが、私は新入社員として入った会社に15年ぶりに復帰する事になり、住まいも5年前まで9年間住んでいた場所に年末に引越した事で、リセットした感じです。
2015年からは新しい環境で、新しい仕事が始まります。今度の会社にはなぜ私が採用されたのかがとても不思議なのですが、新しいことを学びながらも自分のこれまでの経験を生かすしか無いので、新しいことをどれだけ早く吸収できるか、頑張っていきたいと思います。

2015年にやりたいこと

2015年は、
  • ILETSで7.0以上を取る
  • ウクレレを教室に通う
  • ボルダリングを再開
  • ブログを毎日更新
という目標を実現したいと思います。 [amazonjs asin=”4887245548″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”CD付 IELTS完全対策&トリプル模試 (CD book)”] [amazonjs asin=”B00DTR4QWE” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”Famous フェイマス FS-5G ウクレレ 初心者ハイグレード15点セット【HG】”] [amazonjs asin=”4780414652″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”実践テクを極める! ボルダリングレベルアップのコツ (コツがわかる本!)”]

新年のご挨拶

ということで、不安と期待が入り混じっていますが、これまでお世話になった皆様との縁は引き続き大切にしていきたいと思っていますので、今年もよろしくお願いいたします。]]>