CAAD10から異音が…BB30のメンテナンス

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ミシッミシッときしむ異音が聞こえてきました。 平坦な道を走っているときは異音がしないので、 「うーん、気のせいかな?」 と思って数日やり過ごしていたのですが、踏み込む時にやっぱり異音がするので、BB30特有の異音が発生したのかなぁと悟りました。 購入して1か月後くらいに異音がしたので購入したショップに持ち込んで対応してもらったのですが、それから約半年で異音が再発してしまいました。再びショップで対応してもらおうと思ったのですが、最近私が引っ越したのでショップまで持っていくのは不可能。ほかのショップで有料で対応してもらうしかないかなぁ、と思ってたのですが、今後のまた発生することを考えると、自分でメンテナンスした方が良いなぁと思って、ネットで調べてみました。

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BB30の異音の原因

BB30の異音の原因は簡単なつけ方にした構造によるもので、誰にでも何度でも起こるようです。グリスアップをすれば改善されるのですが、グリスが切れるとまた異音が出てしまいます。つまり、BB30を使う以上、永遠に付き合わなければならないようです。

BB30のメンテナンス方法

それではBB30のメンテナンス方法を紹介します。

左クランクを外す

六角レンチを使って、クランクアームを取り外します。 左クランク クランクを外すとクランク軸と左クランクの軸側が汚れているのがわかります。ここが汚れているって事はBB自体も汚れて異音がするって事でしょうか。 左クランク 左クランク 左クランクを外すと、薄いスペーサーのようなものが3枚ほど落ちてきますが、これはベアリングカバーなので、これらもウエスやキッチンペーパーなどで汚れをふき取り、順番通りに保管しておきましょう。 ベアリングカバー

右クランクを外す

左クランクをはずしたら、クランク軸をハンマーを使って外します。この時、ヘッド部分がゴム製のハンマーを使うと部品を傷めずに外せます。ゴム製ハンマーは100均でも売ってるもので十分です。 BB30 ゴムハンマー 軽く叩いても外れませんので、思い切って叩きましょう!どうしても怖い人はタオルでクランクやBBあたりを覆うと良いでしょう。BB30 ゴムハンマー クランク軸と右クランクは外れると地面にそのまま落ちてしまうので、気をつけましょう。 クランク軸&右クランク

左右ベアリングを取り出す

クランク軸と右クランクを外すと、中が空洞なのがわかります。この端についている緑色の部品(ベアリング)を外します。 外さずにこの表面部分を綺麗にしてグリスを塗りなおせばOKかもしれませんが、私は気になるのでベアリングも外します。本来ならばPARKTOOL(パークツール) BBベアリングツールセット BBT-30.3を使うのですが、これだけのために買うのは高すぎます。 [amazonjs asin=”B005JASD1Y” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”PARKTOOL(パークツール) BBベアリングツールセット BBT-30.3″] なので、今回はFSA BB30 Bearing Removal Tool BB-30で代用しました。 ベアリングリムーバーツール [amazonjs asin=”B008HONW7Y” locale=”JP” title=”FSA BB30 Bearing Removal Tool (品番:230-5011) BB-30 ベアリング取外し工具”] これをBB内部に入れて、棒を使ってハンマーで何度も強く叩くとベアリングが外れます。ただ、ベアリングがガッチリきつくはまっているので、相当強く叩かないと外れないので頑張ってください!! ベアリング

BB内部の洗浄

BBの中を見ると結構汚れているのがわかります。 BB30 これをキッチンペーパーで汚れをふき取りってグリスを塗ります。基本的にはこれで終了です。 BB30 CAAD10

ベアリング内の洗浄

BBから取り外したベアリングの表面についているシール(下記画像の緑色)をピンセットやカッターで外すと中からボールが見えてきます。※このシールに傷がつかないように気をつけて外してください。 ベアリング 中にボールを固定するパーツが入っているので、これも取り外してキッチンペーパーでふき取ります。ふき取ったらグリスを満遍なく塗りつけます。 ベアリング内部

ベアリングの取り付け

ここからが最大の難関です。ベアリングはBBと平行にきちんと圧入しなければなりません。PARKTOOL(パークツール) BBベアリングツールセット BBT-30.3で圧入すればよいのですが、高額なのでホームセンターで部品を購入してきました。 BB圧入自作 これら全部で500円程度でしたので、とてもお買い得です。 ベアリングのサイドにグリスをしっかり塗ってから、ベアリングをBBに平行になるように手で軽く入れます。 BB圧入ベアリング 次に、自作した工具で圧入します。 BB圧入 自作 逆サイドからも同じように圧入していきます。両方一気にやるのが大変な方は片方を大きめのワッシャーを使う事で、固定すると良いでしょう。 BB30ベアリング圧入自作 BBと平行になるようにゆっくり締めていきましょう。これが結構難しく、何度もやり直しました。 BB圧入 自作 完了ベアリングをつけたらベアリングの表面にグリスをつけて汚れが入るのを防ぎます。

クランクの取り付け

最後にクランクを右、左の順で取り付けます。この時、クランク軸や締め付け部分にしっかりグリスを塗りましょう。 あと、ベアリングカバーの取り付けも忘れずに。 これでBB30のメンテナンスが完了です。お疲れ様でした。
※当ページでのBBおよびベアリングのメンテナンスはあくまでも自己流なので動作を保証するものではありません。実際に行う際は自己責任で行ってください。]]>

コメント

  1. L says:

    こんにちは。
    過去の記事にコメも何ですが、自動車のドライブシャフト鳴き止グリスを添加すると改善できるかもです。
    ただし、組み合わせるグリスがドライブシャフト用(若干緩い)になる可能性とシールが確りしてるのが前提になります。

    • pep 管理人 says:

      Lさん、
      コメントありがとうございます。
      BB30で悩んでいる人も多いので、参考になります!

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